
収穫後、黄変した大根の葉は捨てるべからず、なのです
大根の玄米漬けを仕込む時期です。
こちらの気温は10度前後とだいぶ冷えてきて
冬野菜が美味しい季節。
大根を収穫して縄で縛り
葉っぱを切らずにそのまま外に干します。
外側の葉っぱが黄色に変わり
落下してしまった大根の葉は今までたい肥用にまわしていました。

しかし、待てよ。
玄米漬けをつける時は
乾燥させて変色した大根の葉も一緒に入れてつくります。
しなっとなった大根の葉は滋味があり
とてもおいしいです。
ということは
黄色に変わった大根の葉も美味しいのでは。
茶色になったものは今回使っていません。
いつものように細かく切って
塩、しょうゆ、みりん、昆布粉末で味付けします。

緑色の葉っぱもいいけれど
黄色の大根の葉は黄緑色の茎と一緒に炒めると
華やかな感じです。

できあがった黄色の大根の葉の炒め物。
これは好きな味です。
お漬物の発酵した香りがふんわりと感じられ
味はまろやか、青っぽい香りがないこなれた味です。
枯れるということはまずいに直結しない、
思い込みを恥じました。