
奇跡の野菜といわれるビーツの食べ方
ビーツは、砂糖の甜菜の仲間で、甘みが強い野菜です。
栄養価がとても高いことが特徴で
奇跡の野菜、食べる輸血などと言われて人気急上昇、注目度が高いです。
ショッキングピンクの、目の覚めるような派手な色の通り
味が濃い野菜でもあります。
根菜が持つ土に由来する独特の風味は、ニンジンなど他の野菜よりも強く
敬遠される方もいます。
ですがビーツの癖のある特徴は
ほかの野菜や食材などの組み合わせによって大きく変わります。
おすすめ料理を2品、ご紹介します。
1.ビーツのきんぴら
ビーツを細かく切って、きんぴらごぼうの要領で炒めるだけ。

気になる方は、皮をむけば独特の風味は弱まります。
もともと甘いビーツですから味付けはシンプルに
塩少々、しょうゆ、酒、鷹の爪、ごまで。
しんなりまったり感があって、お子さんも喜ぶ一品です。
冷凍保存してお弁当のおかずにもぴったり。
2.ビーツとヨーグルトの冷たいスープ
ビーツを皮つきで少し大きめに切り
圧力なべで13分ほど柔らかく蒸します。
蒸しあがったら皮をむきます。

ゆでるよりも蒸す方が栄養の流出が防げます。
蒸したビーツに水とヨーグルトを適宜加えて(塩はお好みで)
ミキサーにかけます。
スープというより、ジュースでしょうか。
玉ねぎやじゃがいもなど他の野菜を加えて
スープにしてもおいしいです。
★
疲労がたまっている時や
夏バテ、季節の変わりめ、寒さが厳しい時期など
積極的に取りたい野菜です。
<追記>
リトアニアには、シャルティバルシチェイと呼ばれる
ビーツ、ヨーグルト、ハーブや野菜でつくった
冷たい夏のスープがあることを知りました。
ロシアの代表料理のボルシチにしてもそうですが
寒さが厳しい国では、からだを温め元気にするビーツを
上手に利用しているのですね。
季節を問わず栄養たっぷりなビーツを料理に取り入れる、
健康維持の知恵です。

2、3日続けてビーツを食べると
爪の伸びが早くなり、新陳代謝が活発になっていると実感できますよ。
加熱したビーツを冷凍しておくと便利です。
ビーツは栽培している土によって
味わいに違いが出やすいデリケートな野菜です。
北の樹木農園では米ぬか、玄米発酵乳酸菌を使い
農薬・化学肥料なしで種を採取して栽培しています。
葉っぱも美味しく食べられます♪